今の会社、今の仕事で良いのか?将来的には自分が好きな仕事をしたい。そう思った時に読みたい本を7冊紹介する。
突然、主婦から女社長になったり、シングルマザーから漁師の頭となった女性の本も紹介。
読んでいて元気になるし、今の悩みが馬鹿らしく思えてくる。
そして、今の働き方を見直し、仕事の方向性も見いだせる。それぞれ、変化を恐れず挑戦し続けた本7冊だ。
働く30代女性(キャリアウーマン)が読むべき本10冊!
まずは廃業寸前の産業廃棄物収集運搬業者の物語。産業廃棄物収集運搬業(以下、産廃業者)が環境面で問題視され、周辺住民との摩擦が発生。
ダイオキシン対策をした焼却炉を使っている石坂産業は焼却を辞めるか、会社を移転するかの2択に迫られる。
実際にはダイオキシン対策済みの焼却炉なので、環境に問題ない。
だが、それをよく思わない周辺住民から嫌がらせが続く。そして焼却を辞める苦渋の決断をする。2代目女社長が経営改革をするが、退職者続出。
それでも従業員の意識を変え、社宅を変え、地域住民の考えを変えた。その女社長の手腕とは?「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える2代目女社長の号泣戦記」石坂典子
女社長(シングルマザー)の経営改革は将来の犠牲をいとわない。
2代目女社長の石坂典子はもう1冊本を書いている。それが「五感経営(産廃会社の娘、逆転を語る)」だ。
最初に紹介した本は産業廃棄物収集運搬業の会社の逆転劇が物語として書かれている。
だが、2冊目の本は地域住民から追い出されそうになりながら、いかにして理解を得て会社経営を安定に導いたのか?
会社経営だけでなく、地域周辺の環境改善まで考えるのは何故なのか?が詳細に書かれている。
漁師廃業の危機を救えるか?24歳(シングルマザー)女性の挑戦。
昔のように魚が取れず、生活さえ苦しくなってきた。そんな時、現れたのが24歳(大学中退・離婚・シングルマザー)の女性「坪内知佳」
そんな彼女もシングルマザーで子育て中。生活は苦しかった。物語は経営コンサルタントとして参加した宴会会場から始まる。
そこで声をかけてきた男が「萩大島船団丸」の船団長、長岡との出会いだった。「荒くれ漁師をたばねる力 ド素人だった24歳の専業主婦が業界に革命」
若いシングルマザーと荒くれ漁師の対決はいかに?
魚が取れず、収入が減る一方の漁師の助けになるべく、漁業連合会を通さずに直売する仕組みを構築する。
だが、思うように行かず、漁師(長岡)との衝突は耐えない。
産地直送と言っても魚を取るだけだった漁師が、今度は出荷準備を行うようになる。
仕事は増えるが、収入は増えない状況に40人もの漁師が離脱する。
正しい経営の為に目先の利益を切り捨てたり、他県からの漁師候補の受け入れ。
これまで考えられなかった仕組みを作り、日本の漁業を変えようと奔走する。
全社員の年収が600万円で賞与が100万円の町工場。
最初にこの本のタイトル「町工場の全社員が年収600万円以上貰える理由」が本当だろうか?何か裏があるのでは?と思った。
残業なしで、10連休が3回ある。それでいて賞与100万円の年収600万円。
なぜこのような事が町工場でできるのか?それはやろうとしたから。
「意志あれば道あり」の言葉があるようにできるかどうかとか、損得は抜きにして残業をなくし、休日を増やした。
会社の業績と借金を従業員に公開。
社員全員が部長職、そして営業よりも宣伝広告にお金を使う。
すると、利益が出れば毎回、100万円の賞与が出るとわかってる従業員たちはやる気を出す。やる気が出れば仕事が短時間で終わり、残業をなくせる。
労働時間削減・休日の増加、そして賞与と昇給は従業員の為。つべこべ言わずに働き方改革を進める企業は「味の素」だけだと思ってた。
味の素「残業ゼロ」改革については「ビジネスマンが読むべき本10冊!働き方を考えつつ自己啓発して成長」に書いた。
「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇するPeachのやりくり。
Peach(LCC)は格安・破格が売りの航空会社。ANAや、JALと比べれば弱小の空港会社。
しかし、弱小には弱小の経営(戦い)がある。
ANAや、JALとは違った独自経営で、ピーチ航空は利用者を増やす。旅行客が飛行機に乗れなくても時間通りに出発。
「航空券の発券機はダンボールで覆った」とか、座席の間隔を詰めるとか。少しでも飛行機を効率的に飛ばす仕組みを生み出す。
普通の感覚では考えられず、実行できなさそうでもピーチ航空は違った。固定観念にとらわれない自由な発想と行動力が会社の発展に繋がる。
働く30代女性が読むべき本7冊!自分磨きと仕事のキャリアプラン。
これまで紹介した7冊の著者は自分の信じる道をひたすら進んできた。ある意味、好きだからこそ信念を貫いたのだ。
ビジネスマン・キャリアウーマン・主婦・シングルマザー・学生など、人それぞれの立場があり、皆努力している。
ただ、努力の方向性が見いだせない時に読みたい本7冊を厳選した。
自分を見失いそうになったらこれら7冊の本を読んで、元気をもらいたい。
「ビジネスマンが読むべき本10冊!働き方を考えつつ自己啓発して成長」の記事に続く。
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー2級技能士
キャリアアドバイザーとして資格と転職について助言している。女性からのLINE(労働・人生)相談が多い。
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