2016年1月で「ジャパネットたかた」創業者の高田明氏は、テレビショッピングから「引退」した。
ジャパネットたかたのテレビショッピングを見ていていつも売るのがうまいなと思っていた。
なぜそんなに商品の魅力を伝えられるのか?伝え方に方法はあるのか?と疑問に思っていた。高田明氏は「伝えることから始めよう」を出版した。
この本には伝わるコミュニケーションの「7つの極意」が書かれている。
そのコミュニケーションで重要な「伝え方」とは以外な事に「伝えること」ではなく「伝わること」と言う。
ジャパネットたかたの「伝え方」はブログにも通用する。
ジャパネットたかたの「伝え方」7つの極意は以下の通り。この中からブログに関係あるものをピックアップした。
極意1は話す「順番」と「間」を意識する。「起承転結の順序は変えてもいい」ブログで言うなら書く順番と改行だな。
シニア向けの説明なら冒頭でこんなふうに言う。
「ボイスレコーダーは会議に使うのも便利ですけど、ちょっと物忘れしそうなときに自分の声をメモするのもいいですよ」
高齢者はスマートフォンにメモを残したりしないからな。「軽いでしょう。どこにでも持って行けますよ」「使い方を説明しましょう。
簡単ですよ。3つあるボタンの、ここを押すだけですぐに録音ができますよ」使い方の説明では、聞いている人が頭の中で整理できるようにしないと伝わらない。


誰に何を伝えるか絞り込む。
伝えたいことを絞る(最初の1分間が勝負) テレビショッピングでも、プレゼンテーションの場合でも、最初の1分間が勝負。
例えばシニア層にタブレットを宣伝する時に「皆さん、これ、音声だけで簡単にインターネットができるんです」ご年配の方も簡単にできるんですよ。
最初のワンフレーズで視聴者の心を掴む。そのことだけを考えました。シニア世代の多くはインターネットに興味はあるが、難しいと考えている。
それで、「音声だけで簡単にインターネットができる」と言う説明から入るとタブレットに興味を持ってもらえる。


女性には女性に向けた話し方がある。
これはブログでも重要だな伝える人の性別や年齢を意識してブログの記事を書く。誰に向けて書くのかを決める事で記事に感情移入しやすくなる。
これは極意その5「伝える相手を意識する」に繋がる。タブレットなら実際に使っているところを見せながら伝える。
女性なら「季節の旬の料理のレシピがすぐに出せますよ」「冷蔵庫の中の余った食材からぴったりのレシピが検索できますよ」等。
このように話せば女性が自分自身の生活内にタブレットを使ってるイメージが付くだろう。


難しい言葉は使わない。
ジャパネットの高田明氏は難しい言葉は使わない。デジタルカメラを紹介する時に「ピントを合わせる」という言葉を使わないのだ。
その理由は伝える相手によって話す内容を変えるから。同様に「わかりやすく伝える」事を重視している。
「カメラのピントを合わせて」の代わりに「距離を合わせる」と言う。ズームという単語も使わずに「遠くのものを近づかなくても大きく撮影できる」と説明。
専門用語はつい使いたくなるが、その言葉を知らない人には何の事だかわからない。誰にでもわかる言葉で話すのが重要。


楽しくそして面白く伝える
商品を紹介する中で「その商品をどんなふうに使えば、
「生活がどのように楽しくなるのか、豊かになるのか」「この商品によって生活はどう変わるか」と言ったことが具体的に言葉で表現できた時、
「楽しい」「面白い」と感じてもらえる。ジャパネットの高田明氏は伝わる為に最も大切なのは「情熱」で、
強い想いがあれば話の上手い下手に関係なく、商品の魅力を伝えられると言う。
極意である書く順番・誰に伝えるのか・専門用語は使わない・面白く書く。これらはブログにとっても重要な事だ。
接客業や営業の仕事をしているなら特に役立つ高田明氏の「伝えることから始めよう」を読んでみよう。




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キャリアアドバイザーとして資格と転職について助言している。労働者の不安や悩みを解消し、元気に働いてもらえるようサポートしたい。