司法書士と言えば土地建物の登記と債務整理がメインの仕事。債務整理はいわゆる借金のこと。
借金利息は利息制限法により、年利18%が限度。
ところが、サラ金(闇金)から金を借りるとそれ以上の利率が発生する。
年利28%ともなれば利子を返すのがやっとで、元金が減らない状態となる。
司法書士の債務整理と借金過払い。
本来、18%を超える利息は無効。それを知ってか知らずか18%以上の利息を払う人が多かった。時代は変わり、過払い部分は元金の返済に充当する事となった為、完済してないと思っていた借金が数年前に払い終えてたりするようなこともあった。
例えば長年、サラ金に返済をしてきたが、完済できずにいた。サラ金からの督促も続くので、破産しようと思った人が司法書士事務所を訪れる。
司法書士に計算してもらうと破産どころか、既に完済してる事を知る。それどころか、過払いが発生して逆に利息を貰う状態となる。

電子化が進む司法書士の不動産登記。
不動産登記法により現在、全ての登記所がネットで繋がっている。これにより登記するのに登記所に行く必要がなくなった。
それどころか自宅パソコンで登記情報も見れるようになった。
昔は登記所の近所に司法書士事務所を構えれば客が来ることもあった。電子化が進んだ今では銀行や不動産業に関連した地域で開業した方が距離的に楽。

司法書士資格で個人事業主になる。
開業にあたっては墓の士業と同じで資金はかからない。自宅を事務所にすれば良いし、パソコンとスマートフォンは持ってるはずだ。(FAXあれば更に便利)
むしろ開業登録30万円が痛い。その後も毎月会費1万5千円ほど発生する(県会によって異なる)月会費は社労士の2倍(社労士は7千円ほど)
開業直後は100円ショップで封筒や印刷用紙を購入。必要に応じて不動産登記などの専門書や司法書士用のハンコを購入する。名刺はパソコンで作れる。
受験資格がないから誰でも挑戦!司法書士試験。
司法書士試験は合格率3%の超難関資格。とは言っても受験者は1万5千人しかいない。社労士が5万人以上の受験生がいる事を考えるとかなり少ない。
受験生の中から合格するのは毎年500~600人。合格への勉強時間は1800時間必要とされる。
これだけの勉強時間だとフルタイム勤務では無理。
退職後の雇用保険で食いつなぐとか労働時間の短いアルバイトとして働きたい。
司法書士試験に合格すると口述試験を受ける。当日出席すれば合格となる。

認定司法書士の研修内容。
認定司法書士とは「簡裁訴訟代理等関係業務」を行える司法書士のこと。
弁護士による裁判じゃなくて、裁判を行わずに司法書士が和解させるって事。
認定司法書士になるには100時間の研修を受ける必要がある。
遅刻早退は認められず、きっちり100時間終える必要がある。研修後は試験があるから気を抜けない。
受講料も14万5千円とかなり高額。ご確立は役60%だからそれなりに勉強が必要。超難関資格だけに合格すれば安泰と言われる司法書士。興味あったら挑戦すべき。


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社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー2級技能士
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