今まで休職してたけど、復職すべきか迷っている。上司や先輩との関係が気まずい。
うつ病の再発不安があるから復職してもやっていける自信がない。休職中の者にとって復職するか、しないかは大問題。
そもそも病状が回復するまで休職できるわけじゃない。就業規則には休職できる上限が書かれているからだ。
この記事は復職するか、しないか迷った時の考え方を書いた。あなたの参考になれば幸いだ。
復職してもやってけるかわからないし、復職しなければ生活費と転職活動が必要になるね。
復職するかしないか迷った時の考え方!休職期間の上限。
まず、復職するかどうかよりも復職できる状態なのかを考えよう。うつ病などの精神病は回復にかなりの時間がかかる。
再発が不安にならないくらい回復してから復職しよう。また、休職期間は永遠じゃない。就業規則に休職期間の上限が書かれている。
病状が回復しなくても期間満了になれば退職となる。復職するかどうかを考える余地はない。休職期間内に病状が回復しなければ退職になる。
会社によっては半年から1年くらい休職を認める所もある。この場合でも期間があるからと焦らず、療養に専念しよう。
休職期間中に回復させようとするのではなく、回復してから働く。無理に復職してつらい状況になるのはあなた。
休職期限を気にしてたら心が休まらない。休職中は仕事の事は考えず、しっかり休もう。
病状(うつ病)が回復したら復職か、退職かを考える。
休職してたら病状が回復してきた。医師からも復職可能の診断書でたし、復職できそう。復職するならどんな流れになるのだろう?そう思うかも知れない。
復職と言っても必ずしも休職前の職場で働けるわけじゃない。異動させられる事もある。逆に異動を希望しても異動できない事もある。
どちらにせよ職場復帰後の職場は選べない。会社の支持に従うしかない。あなたがどれだけ希望しても会社は動かない。
あなたがこうしたいと、もがいても他の従業員(会社)との関係が悪化するだけ。
復職に必要なものは医師の診断書と復職願いだ。復職可能と書かれた診断書と復職願いを会社に提出しよう。
会社によって必要書類は郵送でいい所と来社して直接提出する会社がある。
人間関係で言えば、休職前と同じ関係性を維持できるかわからない。復職したら安泰ってわけじゃない。
休職後の仕事や、うつ病の再発が不安なら短時間勤務から始めるのも一つだね。
職場復帰のタイミングと気をつけること。
あなたが職場復帰したいと思っても会社がよく思わない事もあるだろう。職場復帰を認めない。異動を認めない等。
会社が職場復帰を認めないなら心療内科だけでなく、会社の産業医に見てもらう方法もある。両方から労働可能と認められれば会社も復職させるしかない。
ただ、職場復帰を歓迎しない会社に復職しても苦しむだけ。それなら転職活動した方が良い。無理に復職して辛くなるのはあなた。
職場復帰は自分自身が何の気兼ねもなく働けると思ったタイミングで行おう。不安や焦りがある状態で復職すべきじゃない。
復職したら傷病手当金は打ち切られる。仕事への緊張感や、焦りがないか良く考えよう。
早く復帰しなきゃと焦ったり、病状に不安があるのに復職したらダメだよね。うつ病が再発しちゃうよ。
健康保険の傷病手当金と雇用保険の失業給付。
休職期間中に傷病手当金を貰ってて、1年以上継続して働いてたなら退職後も傷病手当金を貰える。(諸条件あり)
復職したら傷病手当金は支給されないから復職に失敗したら再受給できない可能性がある。金銭面を考えれば復職せずに退職した方が良かったとなる。
また、傷病手当金を貰ってる状態で退職すれば失業給付が優遇される。退職理由が自己都合と会社都合とでは給付日数が異なる。
復職すれば安泰ってわけじゃない。復職に失敗(退職)したら甚大(金銭的)なダメージを受けるのはあなた。
健康保険と雇用保険の加入期間を調べておかなきゃ。私は復職せずに退職しようかな。傷病手当金が終わったら失業給付を貰うんだ。
健康保険の傷病手当金と雇用保険の就職困難者。
自己都合で退職して90日、会社都合で退職して150日ならかなりの違いとなる。これは病気が原因で退職した時も同様。
自己都合で退職したのと、病気で退職したのでは給付日数が変わるのだ。復職に失敗しての退職なら「働ける状態」なので、自己都合退職になりかねない。
余談だが、退職してハローワークに就職困難者と認められると給付日数が300日(360日)になる。
可能なら精神障害者保健福祉手帳を作っておくべき。
詳しくは「精神障害者手帳を申請!診断書で認定されるか?所得税27万円控除」を読もう!
復職するかしないか迷った時の考え方!職場復帰は楽じゃない。
無事に復職できれば働き慣れた職場だし、収入も確保できる。だが、職場や人間関係は休職前と変わってる事がある。異動すればまた仕事を覚えなきゃならない。
一方、職場復帰に難色を示す企業もあるだろう。会社に疎まれてまで、復職すべきかを考えよう。
もしかしたらあなたの休職中に他の人材を採用してたかも知れない。会社の意向に背いて復職しても辛いだけ。それなら転職した方が気が楽。
復職や、退職前に健康保険と雇用保険の加入期間を把握しておこう。1年以上継続してるならOK。
1度うつ病になった職場に復帰したくない。それこそ再発しちゃう。失業給付受けながら転職先を探すよ。
退職後も自宅療養し、回復後は転職活動する。
緊張・焦り・不安がある職場で働いても長続きしない。そもそも1度は長時間労働(残業)等の職場環境に精神的ストレスがあったなら復職しても改善は難しい。
また、復職後にうつ病を再発しても休職期間は通算される。
会社の休職期間は3ヶ月までとか、6ヶ月までとか決まってるからこの期間に勤務再開できなければ自然退職となる。
復職するかしないかは気軽に判断すべきじゃない。人生の選択と思ってよく考えてから行動すべき。(私は休職中に退職すると決めていた)
「精神障害者は働けない?正社員求人を探せる就労支援サイト5選!」の記事も読んでね!
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社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー2級技能士
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