副業と複業の違いは?副業は本業の仕事の他に仕事をする事。2つ仕事するからダブルワークとも呼ばれる。では複業とは何か?
複業はダブルワークをずっと続ける事。複数の業務をするから複業なのだ。そして、副業でどれだけ収入があっても本業を辞めない働き方が複業。
副業をするのは人それぞれ理由がある。単に収入を増やしたいだけの人。副業で収入を増やし、自由を手に入れたい人。自分の好きな仕事で独立開業したい人。
副業で稼げるようになったら本業を辞める?
例えばユーチュバーやアフィリエイターとして、本業以上の収入を得る。本業以上の収入があるのだから会社を退職して副業を本業にする。
すると会社に拘束されず、自分主体で仕事を進められる。この場合、時間的な自由を得るが、社会保険等の手厚い保障を失う。
労働者災害補償保険(労災)や雇用保険はなくなり、厚生年金保険から国民年金、協会けんぽから国民健康保険に変化する。本業で受けていた恩恵を全て失うのだ。
退職しても国民年金と国民健康保険には免除制度がある。
本業と副業のダブルワークにメリットはあるのか?
本業を継続すれば労災や雇用保険があり、厚生年金保険と健康保険がある。社会保険料は高額であるが、引かれるのは本業の給料からのみ。
副業からは社会保険料は引かれないから本業の恩恵を受けつつ、副業で収入を増やせる。今は大企業の正社員でも安泰ではない時代。
本業と副業でダブルワークしてれば本業を退職するような事があっても副業の収入はある。本業を失っても収入が0にならないのは安心に繋がる。
本業で労働・社会保険に加入し、副業で収入を増やすのが複業。
本業と副業のダブルワークは節税対策にもなる。
副業で税務署に開業届を提出すると、経費を計上できる。副業(事業)に関する出費を経費にできるから払う税金を減らせる。
自宅券事務所の家賃や電気、スマホ代の他、副業の為に買ったパソコンや勉強する為に買った本、セミナー参加代金も経費にできる。
また、青色申告で最大65万円の控除を受けられる。確定申告が必要だが、今は会計ソフトがほぼ自動でやってくれる。あなたがやるのはレシートを取っておく事。
おすすめは無料のクラウド会計ソフトfreee。
副業と複数の違いは?社会保険料を払わず節税対策になる!
これまでの話をまとめるよ。
本業の他に仕事をするのが副業。本業と副業を継続するのが複業(ダブルワーク)本業で労働・社会保険に入りつつ、副業の青色申告で節税できる働き方。
厚生年金保険・健康保険・雇用保険は本業の給料からだけ差し引かれる。副業収入からは引かれない。
青色申告できるから最大65万円の控除と経費計上できる。本業のメリットと副業のメリットをいいとこ取りしたのが複業。
本業の給料が少なくて、副業の収入が数倍あっても構わない。本業より副業の収入が多くても良いのだ。重要なのは本業で労働・社会保険に加入してる事。
フルタイムで働けば問題ないが、とても重要な部分である。社会保険に入らず、アルバイトを2つしても意味ないからな。
特に女性は出産育児一時金・出産手当金・育児休業給付を受けられる。(健康保険・雇用保険加入時)
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー2級技能士
キャリアアドバイザーとして資格と転職について助言している。女性からのLINE(労働・人生)相談が多い。
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