昔は高額な退職金が出るのが当たり前だった。だが、現代は退職金額が減少してるし、支給しない企業も多い。
退職金が出ない、支給されない。そんな状況では企業をあてにできない。自分自身で退職金(老後資金)を準備する必要がある。
だが、自分自身で貯金してくのは効率悪い。そこで、つみたてNISA(積立ニーサ)とiDeCo(イデコ)を使うのだ。
退職金が出ない?あてにしないで自分で老後資金を準備する。
老後資金と言えば会社員なら厚生年金保険、自営業なら国民年金がある。だが、公的年金だけでは生活できない。
年金受給額は人によって異なるが、月額10~15万円では暮らせないだろう。だから老後2000万円問題が発生するのだ。
と言っても2000万円は大した金額じゃない。20歳~40歳までに積立ニーサとイデコを開始すれば嫌でも貯まる金額だ。
退職金が出ない?支給されないならイデコで老後資金を準備する。
まずはイデコについて。イデコは節税になる3つのメリットがある。
- 住民税と所得税が軽減
- 運用収益が非課税
- 退職金・年金としての税控除を使える
毎月の投資金額に住民税と所得税がかからず、運用利益も非課税になるとはお得過ぎる。
一般的な企業の会社員は月額23000円が限度(掛金)
掛金と言っても実際は投資信託への投資なので投資金額と言える。
そして、掛金23000円には課税されない。これが年額なら276000円だ。
運用結果がどうであれ、毎年27万円も節税になるのは大きい。
退職金が出ない?節税しながら老後資金を準備する。
通常、運用収益については20%の税金がかかる。一般の株取引で10万円の運用収益があれば2万円が徴収される。
貯金と定期預金でも利息に20%課税されるが、それと同じだ。苦労して利益を出したのに2割も持ってかれるのは厳しい。
だが、イデコなら利益に課税されない。運用利益が10万円なら10万円が自分のものだ。
なので、イデコを利用しないのは損だ。
退職金が出ない?イデコの加入要件と掛金。
そんなイデコだが、誰がどんな条件で加入できるのか?
イデコは20歳以上の国民年金と厚生年金保険の加入者なら利用できる。最長で65歳まで加入できるが、早く加入した方がお得。
イデコは資産運用なので、掛金を投資信託に使う。その投資信託は毎日、価格が変動している。
最初は値段(基準価格)が1万円だったのが、1年後に15000円になったりする。
つまり、何もしないでいると投資信託の価格が上がり、買える口数が減るのだ。
退職金が出ない?投資信託の運用で老後資金を準備。
投資信託とは各企業をまとめて分散投資する便利なもの。
1つ1つの企業を買うのは面倒なので、最初からマクドナルドとかコカコーラのような企業がセットで売られている。
それに株の世界は分散投資が基本。1つの銘柄(企業)の価格が下がっても、他の企業と複数の銘柄を買ってれば目減りを防げる。
当然、投資金額よりも下がる時もある。元本保証はないからな。でも気にするな。
イデコも積立ニーサも20年以上の長期投資が目的。だから短期的に下がっても最後に上がってれば良い。
退職金が出ない?積立ニーサで老後資金を準備。
そんな投資信託を積立ニーサも扱っている。
積立ニーサの特徴は運用利益に課税されないのはイデコと同じ。イデコとの違いは。
- 投資金額は年間40万円まで
- クレジットカードで払える
- いつでも売却できる
イデコは60歳まで引き出せない。老後資金の意味合いが強いからだ。
それと、積立ニーサは年額40万円までなので、月額33333円を上限に積み立てることになる。
もちろん投資金額はあなたが決めるので、1000円でも10000円でも良い。
クレジットカードならポイントを貯めつつ、投資信託を積み立てられる。
退職金が出ない?証券口座とクレジットカードでポイント入手。
私の場合はSBI証券で三井住友のクレジットカードを使っている。毎月、クレジットカードから引き落とされるので、ポイントが貯まる。
毎月1日に購入されるので、買うタイミングをはかる必要はない。証券口座を開いて、積立ニーサの設定をしたらほったらかし投資のできあがり。
証券口座は国内屈指のSBI証券が良い。この記事から口座開設し、条件を満たすと15000ポイントもらえる。
クレジットカードは三井住友のナンバーレスが良い。この記事からの申込で最大10000万ポイントもらえる。
退職金が出ない?老後資金は30代から準備する。
そもそもイデコと積立ニーサで老後2000万円問題を解決できるのか?
冒頭に書いたように2000万円なんて大した金額じゃない。
イデコで毎月23000円を払い、利回り5%で30年運用すると1900万円になる。
(5%は仮定であり、必ず5%で運用できる訳じゃない)
イデコに65歳まで加入するとしても35歳までには開始したい。
もちろん、35歳を過ぎてからイデコを始めても運用しただけの利益を得られる。
だが、少しでも若い年齢で始めた方が良いのは間違いない。
退職金が出ない?イデコのメリットとデメリット。
イデコの特徴をまとめる。
イデコは20歳から65歳まで加入できる。国民年金か厚生年金保険に加入してる人が対象だ。
(無職で国民年金が免除・猶予の人は対象外)
一般の会社員は5000円から23000円で、毎月の掛金を決定する。毎月の掛金と運用利益に課税されない。
そして、60歳以降に引き出す時、税制優遇がある。イデコは一括で受け取る時、退職所得控除を受けられる。
30年間運用したら1500万円まで課税されない。
退職金が出ない?積立ニーサで自分年金を構築する。
一方、積立ニーサの特徴は年額40万円まで積み立てられ、運用益に課税されない。
積立ニーサは1000円から投資できるが、運用期間は40年まで。
毎月1000円なら年額12000円となり、40年運用しても非課税枠を使い切れない。
積立ニーサを最大限活用するなら月額33333万円の投資が必要。
あと、イデコと積立ニーサは併用できる。資金があるなら両方使うべき。
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また、老後資金を副業で増やす方法もある。副業してれば定年退職後も収入を得られる。副業については下の記事に書いた。
社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー2級技能士
キャリアアドバイザーとして資格と転職について助言している。女性からのLINE(労働・人生)相談が多い。
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