女性が多い士業と言えば社会保険労務士。女性割合は35%。それに対して女性税理士は14%。
税理士の世界は女性は少ないが、出産・育児をしながら働けるのは同じ。
税理士であれ社労士であれ士業は独立開業する道がある。もしくは税理士や公認会計士の事務所にパート・アルバイトで働く方法もある。
女性の方が書類の整理整頓ができて、秘書的な能力が高い。税理士としての専門分野を追求すれば男性以上の成果もあげられる。
短期間で税理士試験に合格する方法。
税理士試験は11科目から5科目合格すれば良い。その中でも実務に直結した科目は6科目ある。簿記論・財務諸表論・法人税法・消費税法・所得税法・相続税法。
中でも法人税法と消費税法の知識は税理士事務所でも仕事の基礎となる。どちらも会計ソフトの入力時に役立つ。
法人税法合格への勉強量は年々増加している為、避ける人が多い。それでも法人税法を合格すれば他の税理士と差別化できる。
法人税のような複雑な知識を持つ税理士が重宝されるのだ。

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簿記論と財務諸表論は先に合格したい。
簿記論と財務諸表論は理論と計算問題を組み合わせて勉強する。なので、最初の2科目で勉強感覚を磨いておけば他の科目も勉強しやすくなる。
簿記論と財務諸表論を順調に突破できるかが天下の分かれ目。(1科目あたりの合格率は10%弱)この2科目を勉強中に本当に税理士になりたいのか?
税理士登録後はどんな働き方をするのかを考えると良い。
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税理士試験合格と会計事務所への転職。
税理士試験は連続合格で切り抜ける。連続合格ってのは毎年合格するって事。1年に1科目でも良いから確実に合格したい。
税理士事務所に転職する歳、毎年合格してる人と感覚が空いてる人。面接して採用するならどちらを選ぶか?科目合格数が同じなら毎年合格してる人を採用するはずだから。
3科目合格すればゴール目前。税理士試験は3科目までが登り坂、4科目からは下り坂と言われる。なので、3科目合格できれば税理士登録する日は近い。

税理士試験、最終科目合格まで全力で勉強する。
独学か、資格学校を使うか。税理士試験合格は数年間の大バトルとなる。やはりオーソドックスに資格学校を活用したい。通う頻度は週2回がベスト。
通学だと同じ目標を持つ仲間ができるし、どんなスケジュールで勉強すれば良いか把握できる。もちろん、資格学校だけじゃなく通勤通学の時間も活用して勉強すべき。
学生は若さから複数科目を受験しがちだが、無理のない計画を立てたい。1年目は簿記論と財務諸表論、2年目は法人税法・消費税法と受験。
3年目は所得税法か相続税法と言った計画だ。社会人でフルタイム勤務ならスキマ時間の活用が大事。いかにアウトプットとインプットを繰り返すかで合否を分ける。
関連記事「独学と資格学校、試験合格への近道はどっち?デメリットを徹底比較」

税理士事務所はどのタイミングで転職すべきか。
昔の税理士事務所は3科目合格が目安だった。今では未経験とか1科目合格でも採用してる事務所がある。ずばり言うと簿記論・財務諸表論の2科目合格後が良い。
税理士事務所では会計の基礎知識があるかどうかで与えられる仕事が変わる。なので、最低2科目は合格しておきたい。もちろん、3科目合格してれば更に良い。
なら5科目合格後はどうか?考えとしては良いのだが、お勧めできない。5科目合格後だと相当な時間が必要だし、実務経験を得られない。
税理士登録できても実務はできない状態になりかねない。仮に転職できても初歩的な仕事からスタートとなる。やはり2科目か3科目合格してから転職したい。

試験合格後の税理士の仕事。
税理士の仕事は月次顧問・決算申告・税務調査立会・保佐人業務と多種多様。月次顧問業務は月単位で会社を補佐する仕事と年1回の決済申告業務をセットで行う。
顧問先が中小企業の場合は日々のデータ入力(記帳代行)がメインとなる。仕分けの数は多くないが、現金管理が不足してる場合もあるのでサポートが必要。
決算申告業務は1年間の経営成績や税制状態を把握する仕事。損益決算書や貸借対照表を作成して株主総会に提出する。このように税理士の仕事を書いたらきりがない。
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税理士の仕事に将来性はあるのか?
AIによる自動化が進んでも税理士の仕事はなくならないと言える。今でさえ企業への関与率90%以上の税理士仕事が簡単になくなるわけがない。
ただ、時代の変化は避けられない。税理士として何かの分野に特化するとか、自分の強みを磨いていけばおのずと道は開ける。


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