法律資格の登竜門である行政書士。法律資格としては取得しやすくて使えない位置取り。
本当に行政書士は取得しても無駄な理由を記載する。行政書士は税理士資格におまけで付いてくる資格。
行政書士は合格後も就転職できない資格!独立開業も金を捨てるだけ。
だけど、税理士は行政書士の資格を使わない。税理士でやっていけるから行政書士は不要なのだ。
資格学校の宣伝で行政書士は数万種類の書類を扱う資格と言われる。だが、ただそれだけ。
数万種類の書類を作れても実際には求人(仕事)がなくて作る機会もない。
行政書士は社会保険労務士より簡単に合格できる。だが、合格後は社労士より厳しい道のりとなる。
行政書士は合格後も就転職できない資格!その理由は?
どんなに強力な武器があってもそれを使えなきゃ意味がない。
伝説の名剣を魔法使いが所持しても何にもならない。伝説の名剣は勇者が使ってこそ力を発揮できるのだ。

数万もの書類を作れても実際に使う書類は限られる。使う機会がなければ意味がない。
行政書士は代書屋と言われるように書類作成を代行する仕事。よく自動車免許センターなんかにあって車庫証明を取ってたりする。
車庫証明自体は薄利多売で、利益は微々たるもの。社会保険労務士や税理士のように顧問契約がないから生活は不安定。
行政書士は1回限りの仕事が多いのだ。

行政書士と比較される社労士試験。
社会保険労務士と行政書士は全くの別資格(当然)資格の難易度は社労士の方が圧倒的に高い。
社労士は試験終了後に合格ラインが調整される競争資格。受験生の成績が高いほど、合格ラインも高くなる。
つまり、受験生の大半が50点取ったら70点以上が合格、大半が70点取ったら90点以上が合格。
別な言い方をすれば全受験生の中から上位6%が合格できる資格。試験前には合格ラインがないからとにかく高得点を取得する必要がある。
行政書士は最低レベルの士業なのか?
対して行政書士はあらかじめ合格ラインが設定されている。この基準を突破したら誰でも合格。
最近の行政書士試験は10%から15%で推移している。
昔は馬鹿でも取れる行政書士と言われてた。現在は国家公務員の試験に近く、それなりに勉強が必要。なので、馬鹿では合格できない。
ちなみに労働基準法14条で「高度な専門的知識を有する労働者」は以下のように書かれている。
公認会計士・医師・ 歯科医師・獣医師・弁護士・一級建築士・税理士・薬剤師・ 社会保険労務士・不動産鑑定士・技術士・弁理士の12種類。

行政書士はどこにも書いてないね…。
専門的知識があっても高度ではないのか?それとも専門的知識すらないのか?あこがれの行政書士を取得してもこれでは悲しすぎる。
行政書士は法律の登竜門と言うが、結局は他の資格への踏み台でしかない。実際、社会保険労務士の受験資格として行政書士を取得する者が多い。

行政書士試験に合格したあとどうするの?

行政書士の就職転職活動。
行政書士は合格しても転職できない。行政書士の求人がないからだ。社労士の求人もかなり少ないが、行政書士は求人を1つ見つけるのも難しい。
税理士ならパソコンで計算する人員が必要だからそれなりに募集がある。
だが、行政書士ってのは資格者が1人と事務員2、3人のところが多く、人員を必要としない。

独立開業しないならFPで充分「ファイナンシャルプランナー2級3級試験のeラーニングスクール5選!」

企業内行政書士として働けるか?
資格学校は企業の法務部門で働ける!と宣伝してるが、そもそも社内に法務部門なんて存在しない。あるとしても日本トップクラスの大企業だけ。
何百人、何千人と働く大企業に行政書士資格で応募して採用されるわけがない。多くの従業員が働く会社はそれだけ優秀な人材も多い。
なので、たかが行政書士資格では書類選考や面接を突破できない。行政書士資格は転職活動では何の役にも立たない。

転職できないなら行政書士で独立開業。
行政書士では転職できない。ならば、独立開業しかない。でも実務経験はあるか?行政書士は転職できない。転職できないから経験を積めない。
経験を積めないから仕事ができない。独立開業しても収入がない。せっかく長時間勉強して取得したのに、使えない資格だなんてがっかりするだろう。
それでも行政書士としてやっていきたいなら開業しかない。転職先がないなら独立開業して勉強しながら仕事するしかない。

行政書士と社会保険労務士のWライセンス。
行政書士を受験資格とする社会保険労務士。当然、ダブルライセンスの人もいる。2つあるからと言って、仕事や収入が倍になるわけじゃない。
膨大な守備範囲を得る反面、広すぎて使えない。士業は特定の分野に特化した方が成功しやすい。あの分野についてはあの先生に依頼しよう!と思われるのが理想。
行政書士と社労士の開業登録費用は60万円になる。その後も月会費15000円程度発生するからこれを払うだけでも大変だ。

行政書士と他士業の独占業務。
行政書士で生計を立てるなら行政書士の業務範囲(業際)を守ろう。

どうゆうこと?
行政書士であれ司法書士であれ、士業にはその資格がないとできない独占業務がある。資格の範囲を超えて他士業の仕事をしてはならない。
例えば税理士が行政書士登録して行政書士の仕事をするのは良い。弁護士が社労士登録して(誰もしないだろうが)社労士の仕事をするのは良い。
行政書士資格しかないのに、税理士や社労士の仕事はできない。だが、現実は守られてなかったりする。特に多いのが行政書士が社労士の仕事をやるパターン。
行政書士資格しかないのに社労士分野の助成金や社会保険手続き、介護施設の許可申請をやってたり…。(昔の行政書士には例外があったけど)
いくら稼ぎたいからと言っても士業間の範囲は守ろう。
行政書士資格が剥奪されたら大変だぞ!剥奪や停止処分になったら法務とは関係ない仕事(アルバイト)で生計を立てるか?

まあ既に述べたように行政書士と社会保険労務士のWライセンスなら問題ないが…。
行政書士と社会保険労務士の受験と仕事。
行政書士と比較されるのが社会保険労務士。どこがどう違うのか?
行政書士 | 社会保険労務士 | |
受験資格 | 不要 | 短大卒以上 |
試験難度 | 易しい | 超難関 |
試験方式 | 普通 | 競争試験 |
勉強期間 | 6~12ヶ月 | 1~3年 |
合格率 | 10~15% | 5%前後 |
就職転職 | 役立たない | ほとんど役立たない |
独立開業 | かなりの地獄 | 地獄 |
仕事 | 単発 | 顧問契約 |
収入 | 不安定 | 実力次第 |
将来性 | ない | あまりない |
どちらの資格も合格しても転職できなくて独立しても生活できない。資格取得者のほとんどが無関係の仕事をしている。実務未経験なら挑戦しない方が良い。
JobSpringもし、数字が好きで計算が得意なら税理士を取得すべき。企業にとって税理士は必要な存在だから仕事を見つけやすい。
そんな税理士については後日記事にする。


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