8士業とは「弁護士・司法書士・土地家屋調査士・税理士・弁理士・社会保険労務士・行政書士・海事代理士」の事を言う。
いずれも名称独占と業務独占がある資格だ。これらの資格を取得したら独立を考える事もあるだろう。
そんな時、どこで開業するのか?自宅(実家)アパート・マンション・レンタルオフィス。
それぞれのメリット・デメリットを紹介する。
最初はお金がかからない自宅(自室)開業がお勧め。
士業が自宅(実家)で開業するとどうなる?
自宅で開業するとどうなるか?自宅や実家なら出費せずに開業できる。
仕事がない開業当初はできるだけ出費を抑えたい。デメリットは以下の通り。
- 突然の来客に対応できるか?
- 応接室(ソファー等)があるか?
- 駐車場はあるか?
- 家族がいる場合は仕事の邪魔にならないか?
- 仕事の理解を得られているか?
特に客を呼べる環境かが大事。来客用の部屋と駐車場がないと自宅(実家)開業は難しい。
近所にカフェやレストランがあればそこを使う方法もある。だが、士業は機密情報を扱う事が多いからあまり多用できない。
先生(士業)側から客先に訪問する方法もあるが、客は突然訪問してくるものだ。
(アポイントなし)そして自宅と仕事用が同じ電話番号だと対応が困難。
電話に出たら事務所名を名乗るべきだが、プライベートと同じ電話番号だと混乱する。
固定電話と携帯電話を分けたり、デュアルSIMのスマートフォンを活用したい。
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士業がアパートやマンションで開業するとどうなる?
アパートやマンションだと貸主に許可が必要な場合がある。最初から「事務所」として借りるなら良いが、一般的な住まい(部屋)なら注意が必要。
特にアパートの壁は薄いこともある。(レオパレスとか)社外秘の情報を扱う場合は要注意。隣の部屋に話し声が筒抜けになってたら信用を失う。
マンションならある程度しっかりした作りなので大丈夫だろうが、事前確認は必要。自室と仕事場を分ける為、マンションを2部屋借りる人もいる。
ある程度の仕事があり、利益が出てきたら2部屋借りるのも良いだろう。その場合は出費が2倍になるからレンタルオフィスと比較検討する事となる。
受付嬢や秘書代行も?レンタルオフィスは全部込み。
開業当初はお勧めできないが、レンタルオフィスと言う方法もある。その名の通り、事務所として部屋を借りるのだ。
レンタルオフィスは部屋・電話・駐車場が揃っている事が多い。重要な客からの電話を代わりに受けてくれたり、転送してくれたりする。
郵便物も届くから信頼性が高い。共有のレンタルスペース(応接室)が使えるから事務所として必要な物は全て揃っている。
普段はアパートやマンションで生活して、レンタルオフィスに出勤するのも良い。
家族がいると仕事がしずらかったり、客を呼べないのでレンタルオフィスは重宝する。
レンタル(バーチャル)オフィスはナレッジ・ソサエティがおすすめ。
究極の独立開業は事務所を間借りする事。
人脈に恵まれれば、他人の事務所を間借りできる。事務所スペースの一部を借りて、自分の仕事をするのだ。
例えば税理士の事務所内に社会保険労務士が場所を借りたり、社会保険労務士の事務所内に行政書士が間借りするとか。
これはお互い、何かあればすぐ専門家に質問できる。そして他士業から仕事がまわって来る確率も高い。
人脈から事務所スペースを借りるので、無料か低額の場合が多い。
8士業はどこで開業する?自宅・マンション・レンタルオフィス比較。
最後にそれぞれの開業場所についてまとめる。
- 自宅は無料だが、来客対応が難しい。
- アパートは周囲の騒音や機密事項の漏洩に注意。
- アパート(マンション)は部屋を事務所として使えるか確認。
- レンタルオフィスは住まいとは別に費用が発生する。
- 他士業の事務所を間借りできれば仕事がまわって来ることもある。
他士業の事務所スペースを借りれたら最高だが、そんな人は限られる。なので、仕事の少ない開業当初は自宅や住んでるアパート・マンションを活用したい。
少しずつ報酬が増えたら別にマンションやレンタルオフィスを借りるのだ。東日本大震災とかコロナウイルスとか世の中、先が見えない。
なので、いかに費用を掛けないかが大事。事務所を借りても自然災害で営業できなければ毎月の賃貸料だけが発生してしまう。
最初は少ない出費で事務所を開業しよう。レンタル(バーチャル)オフィスはナレッジ・ソサエティがおすすめ。
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社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー2級技能士
キャリアアドバイザーとして資格と転職について助言している。女性からのLINE(労働・人生)相談が多い。
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